皆さんは以下の写真のルアーに付いた傷を見て何が原因だと思いますか?
魚の噛み跡?
フックサークル?
さて、双方の主張も検討した上で、経験を含めた私の考えをお伝えします。
フックサークル?
フックでついた円形状の傷をフックサークルと言うようです。確かにフックの周りに傷が集中しています。さらにそれはアイを中心に円形になっているようにも見えます。写真はありませんが、ボディの反対側にも同様の傷がついています。
当然のことながら釣行でキャストは繰り返していますし、シンキングルアーのため、フォール時・着底時にフックがボディに当たることは想像できます。さらにウォブリングアクションの強いルアーであればそれだけフックが左右に振られますので、アクションをすればするほど傷がつきそうです。
さらにルアーボックスで保管、移動の際の揺れでもフックが接触する可能性が高いです。
ただし
1. 今回のルアーは新品であったこと。
2. 2時間程度の釣行で傷がこんなにつくのか。
3. 不規則にフックが接触するわりにはキレイな円形である。
などには疑念が残ります。
魚の噛み跡?
確かに魚の噛み跡にも見えます。U字型の傷がルアーの両側面に付いています。横(下?)から勢いよく噛み付いてきたことが映像に浮かぶようです。
魚の歯はベイトを逃さないようヤスリ状になっていることや、サワラなどでは鋭い歯がありルアーに傷がつくことも想像できます。
ただし
1. 噛み跡がフックを中心についている。
2. そもそも魚の噛む力で傷がつくのか。
3. 歯で塗装は落ちないのでは。
4. フックとフックの間には傷がついていない。
などこちらも反論の余地があります。
今回の事例
12月上旬、23時頃。遠州灘ナイトサーフにて実釣中にルアーチェンジをしました。その際、当該ルアーは箱から空けてそのままルアーボックスに入れていました。フックの付いた他のルアーと一緒に。
当該ルアーのかっ飛び棒130BRは標準ではフックが付いていない特殊なルアーです。つまりルアーボックス内ではフックは付いていない状態でした。
そのため、ルアーチェンジした際に新品のトリプルフック#4をその場で装着しました。その際にボディに傷はありませんでした。
その後、2時間実釣。
こまめに傷はチェックしていました。アタリが出たのでその際にもチェックしました。1箇所フックの周りに傷がついていました。両側面についていました。
2箇所目の傷は気づかない内についていました。同じく両側面についていました。
実釣1時間後にサーフでクロダイが釣れました。
私の結論
私は
【噛み跡】だと思っています。
理由は
1. アタリがあった後に傷がついている。
2. 1箇所目、2箇所目が別々のタイミングで傷がついた。
3. 良く見ると傷の円形はフックの位置から若干横にズレた形でも残っている。(= 支点がズレた円形もある)
4. 短時間で両側面に同時に傷がついた。
5. 傷の種類はひっかくような線状のもの(中フック後方)もあった。両側面についていた。
などです。
次の検証
フック派の皆さん、納得したでしょうか?してないですよね😅
そりゃそうです。私の経験を踏まえた一事例における考察なのですから。
ということで検証方法を考えました。とても簡単です。
新品のかっ飛び棒(フック無し)で実釣する!
です。これならどっち派も文句は出ないでしょう。
ただこれは『噛み跡である』ことを証明するためであって、フックサークルであった場合にはいつまでも傷がつかず、地獄の釣行になります😐
さらに、噛み跡の場合にはフック自体がアピールをしていた可能性が高いためアタリが出ない可能性もあります😐
以上の2つのケースの場合は検証不可となります。
とにかく!
フック無しでアタリが出りゃ良いワケです😁
いつか、やります。もうかっ飛び棒は準備してありますから。
お楽しみに🤗