海面がバッシャバシャ!ベイトが追われナブラ発生!時合だーー!
ってときにこそライントラブルって起きますよね(笑)今回はそんなライントラブル回避のお話です。
サミングって?
サミングです。「なにそれ?」ですよね。そもそも個別の話題として取り上げられることも稀です(笑)
サミングは名前からイメージが難しいので何かと敬遠されがちですが、難しくありません!めっちゃ簡単でかつ、効果的なテクニックなので知らない方はぜひ見ていってください。
サミングとは、キャスト後にラインが出過ぎないように素早く止めることです。
やり方は?
キャストして、ルアーが着水する直前にリールのラインを何かしらで止めます。
止め方は何でもいいです(笑)
というより決まった方法など聞いたことがありません。反対側の手でスプールを抑えてもいいですし、勢いが収まってからベールを倒してもいいです。かっこよくロッドを持った手の指で抑えてもいいです。

大事なことは、糸フケを極力減らし、穂先とルアーまでを真っ直ぐにした状態を作ることです。なので、サミングをしても、すぐに僅かに出ている糸フケを回収します。
すごく簡単です。「なぁーんだ、そんなことか」と思いますよね?でもこれがめっちゃくちゃ大事なんです。多分、既にやっている人がほとんどだと思いますが。
どんな効果があるの?
①風による糸フケの軽減
ほとんどがこれだと思います。キャスト後の糸フケの量を抑えるのです。これがなぜ大事なのか。
答えは簡単です。ルアーを即アクションさせたいからです。
糸フケが多いとそのたるみを回収するのに時間がかかり、その間にどんどんルアーが沈んでしまいます。そうなってしまっては水面直下なんて攻められません。たるみの具合は毎回違うので、キャストごとにルアーの泳ぐトレースラインもレンジも安定しません。つまり今どこを攻めているのかわからなくなってしまうのです。
糸フケが多いと、魚がヒットしていても気づくのが遅れてしまいます。
他にも、糸のたるみが多い状態でリールを巻き始めると至るところでライントラブルが発生しやすいです。これはとんでもなく時間をロスします。
②飛距離の調整
海や干潟などのオープンエリアでは大遠投が多いので気になりませんが、渓流やブラックバスのようなストラクチャーにピッタリとキャストすることが釣果に直結する釣りでは必須と言っても良い技術です。特にスピニングリールは飛距離の調整が難しいのですが、遠めにキャストしてサミングで止める!という方法でピンポイントに狙うことができます。
③バックラッシュ回避(ベイトリール)
ベイトリールのような両軸スプールはルアーが着水してもスプールが止まりません。トイレットペーパーを手前に思いっきり回転させた感じです。もし止めなければ、その日は釣りが出来なくなります(笑)
まとめ
どうでしょう?ちょっとでもイメージいただけましたでしょうか?正直、やることはとても単純です(笑)
サミングは
キャスト→サミング→着水→糸フケ回収
こんな流れで実施します。これをほぼ一連の動作として実践できるようになってください。実際やってみるとかなりスピーディに感じると思いますが、リズムとして体に覚えさせれば簡単です。
サミングを習得して、ストレスフリーな釣りを楽しみましょう!